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小沢元代表、菅首相からの離党要求を拒否

2011年2月10日 21:40
小沢元代表、菅首相からの離党要求を拒否

 菅首相は10日午後、強制起訴された民主党・小沢元代表と直接会談し、自発的な離党を求めた。しかし、小沢氏は拒否した。

 菅首相は10日夜の記者会見で、「裁判が決着するまで党を離れたらいかがでしょうかと。(小沢氏は)そういうつもりはないと」と述べた。一方、小沢氏は、会談後の記者会見で「いわゆる党を離れるとか、(私は)妥当ではない、よろしくないと思っていて、現状のままで活動しようという結論に達している」と述べた。また、政治倫理審査会(政倫審)への出席についても、小沢氏は「11年度予算案が成立したら出席する」というこれまでの主張を繰り返し、議論は平行線に終わった。

 これを受け、民主党執行部は週明けに党員資格停止などの処分に踏み切りたい考え。党内には処分に反発する声もあるが、菅首相は「そう時間をかけないで決着をつけたい」と話している。