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維新の党“対案”で与党と協議 平行線

2015年7月10日 0:30
維新の党“対案”で与党と協議 平行線

 維新の党は政府の安全保障関連法案への自らの対案について、自民、公明の与党と協議を行ったが、平行線に終わった。

 協議の中で維新の党側は、政府案における集団的自衛権を行使できる要件について、「拡大解釈の余地が大きい」などと指摘する一方、自らの対案は「はっきり歯止めをかけた」として理解を求めた。これに対し与党側は、政府案が妥当だと主張し、協議は平行線に終わった。

 自民党・高村副総裁「(政府案と対案は)画然とした差があるから埋めるのは大変だという感じですね」

 維新の党・柿沢幹事長「残念ながら平行線の感も否めなかった」

 こうした中、民主・共産・社民3党の党首がそろって会合に出席し、安保関連法案は「憲法違反だ」などとして、強く反対していく考えを示した。

 民主党・岡田代表「もっともっとしっかり議論して、そしてこのおかしさを、さらに国民の皆さんに理解していただくように頑張っていきたい」

 政府与党は、安保関連法案を来週15日にも衆議院の特別委員会で採決したい考えだが、野党各党は10日にも党首会談を開いて対応を協議する方針。