１４日、安全保障関連法案を巡り自民・公明の与党と維新の党による法案の修正に向けた協議が行われたが、話し合いはつかず、法案が参議院に送られてからも協議を続けることを確認するにとどまった。

　協議では、政府が提出した安保関連法案と維新の党が先週、提出した対案について一致できる点を見いだせるか話し合われた。具体的には、維新の党が自らの対案で厳しく限定した集団的自衛権を行使できる要件について、与党側に歩み寄りを求めたものとみられる。ただ、話し合いはまとまらず、法案が参議院に送られてからも協議を続けることを確認するにとどまった。

　これにより与党側は法案を１５日、衆議院の特別委員会で採決する方向で野党などとの調整に入る見通しで、与野党の攻防はいよいよ山場を迎える。