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横路衆院議長、西岡参院議長の見解に苦言

2011年3月3日 22:39
横路衆院議長、西岡参院議長の見解に苦言

 1日未明に衆議院を通過し、参議院に送られた11年度予算案をめぐり、参議院で受け取る日を「個人の判断で2日にずらす」とした西岡参議院議長に対し、横路衆議院議長が苦言を呈した。

 西岡参院議長は2日の会見で、衆院を通過した予算案について、通過翌日の2日に受け取るとの見解を示した。憲法の規定により、予算案は参院で受け取った後、30日以内に議決しなければ自然成立する。西岡参院議長の今回の見解は、この自然成立の時期を個人の判断でずらすことにもつながる。

 これについて、横路衆院議長は「受け取りは機械的に行われるもので何らかの意思に左右されるものではない」との談話を発表した。さらに談話では「何らかの意思で変動させるのは、法的安定性を害する」などと西岡参院議長に苦言を呈している。