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国会会期70日間延長、衆院本会議で議決へ

2011年6月22日 16:42
国会会期70日間延長、衆院本会議で議決へ

 国会会期末の22日、与野党の幹事長らが会談し、民主党・岡田幹事長は、会期を70日間延長することを提案した。与党側は22日午後の衆議院本会議で、延長の議決を行う方針。

 会談で、岡田幹事長は「菅首相は特例公債法案と11年度第2次補正予算案の成立などに強い関心を持っており、会期を70日間延長したい」と提案した。

 民主・自民・公明3党は21日、会期を50日間延長することで合意していたが、一夜にして反故(ほご)になった形。自民党と公明党は「菅首相の延命策だ」などとして、70日の延長には反対する方針だが、与党側は22日午後の衆議院本会議で延長の議決を行う方針。

 一方、岡田幹事長は、震災復興のための11年度第3次補正予算案については、国会閉会後、あらためて召集される次の国会で取り扱う方針も説明した。新しい首相の下で第3次補正予算案の成立を図るとの受け止めが大勢だが、首相周辺は「第3次補正予算案に菅首相がかかわる余地を残した」としていて、菅首相の退陣時期の問題は今後も残ることになる。