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組閣への作業本格化 平野復興相再任の意向

2011年9月1日 8:46
組閣への作業本格化 平野復興相再任の意向

 民主党の新たな役員が決定し、野田新体制が正式にスタートした。また、野田新首相は、組閣に向けた作業を本格化させていて、先月31日までに平野達男復興相の再任の意向を固めた。

 野田新首相「(党役員の皆さんに)徹していただきたいのは、サッカーで言うならば、ミッドフィールダーになっていただきたいということです。全体を見回して戦略的にパスの回せる、そういうミッドフィールダーの集団が必要です」

 民主党は先月31日の両院議員総会で、幹事長に輿石参議院議員会長、政調会長は前原前外相、国対委員長には平野博文元官房長官を起用する人事を決定した。また、幹事長の補佐役である幹事長代行には樽床元国対委員長が就任した。

 野田新首相は2日に組閣を行いたい考えで、調整を本格化させており、先月31日夜までに東日本大震災の復興に当たってきた平野復興相を再任させる意向を固めたという。震災復興に向けた政府の対応の継続性を重視したものとみられる。また、焦点の女房役となる官房長官には岡田前幹事長の起用が検討されている他、藤村前幹事長代理らの名前も挙がっている。

 なお、野田新首相は1日、自民・公明両党と党首会談を行う予定。「ねじれ国会」の打開に向け、協力を要請するものとみられる。