平野復興相が１８日、東日本大震災の津波で亡くなった自らの同級生について「逃げなかったバカなやつがいます」などと発言した。これに対し、野党側が批判している。

　平野復興相は「私の高校の同級生みたいに、（津波が来ているのに）逃げなかったバカなやつがいます。彼は亡くなりましたけれども」と話した。その後、平野復興相は「何で逃げなかったのかという個人的な思いが入ってしまった。不快な思いをされた方には心からおわび申し上げます」と陳謝している。

　平野復興相の発言について、自民党・大島副総裁は「どういう理由にしろ、亡くなった方をバカという表現は閣僚として許されざる言葉だと思う」と述べ、批判した。自民党は、発言を問題視しており、２０日からの臨時国会でも責任を追及する構え。