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民主調査会、社会保障改革の本格的議論開始

2011年12月8日 2:46
民主調査会、社会保障改革の本格的議論開始

 政府が消費税率引き上げとあわせて行う予定の社会保障改革について、民主党の調査会が7日、本格的な議論を始めた。

 民主党の社会保障と税の一体改革調査会は7日、厚労省が5日に打ち出した改革案について議論した。厚労省の案では、全ての患者が受診時に100円を負担し、それをがんなど、高い医療費が必要な患者の自己負担軽減に使う仕組みを「検討する」としているが、出席した議員からは「患者が患者を支えるのはおかしい」など、反対意見が相次いだという。

 一方で、高額医療費の負担軽減は必要だという意見が多く、そのための財源を他から探すか、負担軽減策を縮小するのか、検討することになった。

 民主党の調査会は、医療や年金の改革案の骨子を来週中にまとめ、政府・与党が年内にまとめる社会保障と税の一体改革「素案」につなげる方針。