民主党は２３日の衆議院議院運営委員会の理事会で、国会議員の歳費を一人当たり年間３００万円削減する案を提示した。

　民主党が提案した年間３００万円の削減は、国会議員の歳費の約１４％に相当する。削減する期間は「２年間」としており、各党は持ち帰って検討することになった。今回の提案には、消費税の増税に国民の理解を得るため、「議員自ら身を切る」姿勢を示す狙いがある。

　民主党は、与野党で合意した上で来月から実施したい考えだが、自民党内には削減に慎重な意見も根強くある他、公明党は恒久的に２０％削減するよう主張している。