衆参両院は２日、国会議員の去年の所得を公開した。平均所得は公開制度開始以来、最低となっている。

　衆参両院の国会議員の平均所得は４年連続で減少し、前年より約１７５万円少ない２００３万円となった。これは公開制度が始まった９３年以来最低の水準で、東日本大震災を受け、議員歳費が３００万円カットされたことなどの影響とみられる。

　主な政党の代表では、民主党・野田首相が３１６６万円で最も高く、国会議員のトップは自民党・麻生元首相で、４億３１３７万円だった。民主党・小沢元代表は前回より約２６００万円多い４５４８万円で、議員歳費の他、顧問料や役員報酬によるものとなっている。