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みんな・渡辺氏と大阪維新の会、思惑にズレ

2012年8月23日 0:56
みんな・渡辺氏と大阪維新の会、思惑にズレ

 みんなの党・渡辺代表と、大阪維新の会の大阪市・橋下市長と大阪・松井府知事が20日に会談していたことがわかった。両者の合流も含めた次の衆議院議員選挙での連携について話し合われたとみられるが、両者の思惑にはズレが出ている。

 松井知事によれば、会談は渡辺氏から呼びかけられた。会談では、次の衆院選での連携について、両者の合流も含めて話し合われたとみられるが、みんなの党全体での連携を模索している渡辺氏と、大阪維新の会側とでは思惑にズレがあるようだ。

 松井知事は「我々は『新しい政治集団をつくりたい』と申し上げた。どこかと、それがみんなの党さんであっても、そこと組むということについては、今の僕らの考え方の中にはございません」と述べ、みんなの党全体との合流には難色を示した上で、「政治判断は議員個々人でされるべき」などと、議員が個人で合流することには期待感を示した。

 一方、大阪維新の会との連携を模索している民主・自民・みんな3党の国会議員らが22日、道州制型統治機構研究会の会合を開き、大阪維新の会が政策として打ち出している消費税の地方税化について議論した。会合の後、自民党・松浪議員は、11日に橋下市長と会談した際、大阪維新の会との共同勉強会を提案されたことを明らかにした上で、今後も連携を強めていく考えを示した。