×

民主党代表選、細野環境相が出馬を検討

2012年9月6日 13:02
民主党代表選、細野環境相が出馬を検討

 民主党の代表選挙で、野田首相への対立候補として党内に出馬を求める声が広がっていた細野環境相が出馬の検討に入った。細野氏はこれまで慎重な姿勢だったが、周辺には「出馬に傾いている」との見方が出ていて、立候補すれば野田首相の有力な対立候補になるとみられている。

 細野氏は5日夜の会合に続いて6日午前も、出馬を求める若手議員らと会談した。この中では「きょう、あすには決断しないといけない」と述べたという。出席した議員の一人は「出馬の意欲はあると思う」と話している。

 野田首相は7日の記者会見で出馬表明する予定だが、細野氏出馬の動きに警戒感を強めており、野田首相周辺も「細野氏は現職の閣僚だ。困る」と話している。また、民主党内には「閣僚として原発の再稼働などにも主導的な役割を果たしてきた細野氏が、政策面で何を対立軸として出馬するのか」など疑問視する声も少なくない。

 一方、自民党総裁選をめぐっては、安倍元首相と石破前政調会長が6日午前、合同で勉強会を開いた。両者は支持する議員が一部重なっていることから、周辺議員の中には連携を模索する動きもある。

 また、谷垣総裁と石原幹事長の間で、候補者の一本化を目指す動きが始まった。5日夜もそれぞれの側近議員らが協議したが、結論は出ておらず、7日に谷垣・石原両氏と大島副総裁が協議し、調整する見通しとなっている。