国政進出を決めた大阪維新の会は９日、代表の大阪市・橋下徹市長ら幹部が現職の国会議員らを招き、国の基本政策について公開討論会を行っている。

　大阪市中央区で９日午後１時から始まった意見交換会には、民主党・松野頼久衆議院議員をはじめ、民主党、自民党、みんなの党の現職の国会議員７人の他、宮崎・東国原英夫前県知事や愛知・大村秀章県知事、名古屋市・河村たかし市長ら計１３人が参加している。

　討論会はまず、教育の在り方をテーマに議論が行われた。

　自民党・松浪健太衆議院議員「首長が権限を持つ教育委員会制度。それを整備すべきだと思います」

　横浜市・中田宏前市長「教育は何のためにやるのかと言えば、子供を自立させるためにやる」

　公開討論会は、維新の会が国政に進出するにあたり、合流を希望する国会議員らを維新の会側が事実上、選考する場と位置付けられており、維新の会側は「参加者らと価値観が一致するか否かを見極めたい」としている。