民主党・輿石幹事長と自民党・石破幹事長は１２日、電話で会談し、１５日に公明党を含めた３党で幹事長会談を行うことで合意した。

　幹事長会談は、公明党・井上幹事長も出席し、野田首相が求める３党での党首会談について、話し合う内容や日程などの調整を行うことになる。

　輿石幹事長は、臨時国会の召集に向け、赤字国債発行法案などへの協力を求めるものとみられる。

　一方、自民・公明両党は早期の衆議院解散を求める構えで、石破幹事長は１２日、「『近いうちに国民に信を問う』ということについて、どうなったのか、当然、尋ねなくてはいけない」と述べ、法案に協力するためには解散時期の明示が必要、との考えを示した。

　解散をめぐる与野党の対立は平行線のままで、党首会談に向けた道筋をどこまでつけられるかは不透明。