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復興予算は適切か 国会で検証始まる

2012年10月18日 13:13
復興予算は適切か 国会で検証始まる

 東日本大震災の被災地の復興と関連性が薄く、使途が不適切なものが含まれていると指摘する声があがっている復興予算について、18日、国会での検証作業が始まった。

 参議院決算委員会で質問に立った民主党・蓮舫議員は、反捕鯨団体「シー・シェパード」対策費などとして農水省が計上した予算を取り上げた。

 蓮舫議員「鯨類捕獲調査安定化推進対策。23億円の補正予算は、結果として被災地にどのような経済効果をもたらしたのか」

 佐々木農水副大臣「南極海捕鯨調査が継続して実施され、鯨肉が(宮城・)石巻周辺に供給されたということで、鯨関連産業の復興に役立っていると考えている」

 蓮舫議員「あまりにも、復興予算として適切ではないと思っている」

 また、自民党・森まさこ議員は「復興予算執行の責任は民主党政権にある。復興住宅のメドも立っておらず、なぜそこに予算が使われないのか」などと厳しく批判した。

 13年度予算で概算要求されている復興予算については、政府も「新仕分け」として、来月、公開の場で検証することにしている。