日本に駐留するアメリカ軍兵士らに夜間外出を禁止する措置が取られている中、沖縄・読谷村で２日、アメリカ軍兵士が住居に侵入して男子中学生にケガをさせたことを受け、吉良外務副大臣は２日午後、アメリカ・ルース駐日大使を呼んで抗議した。

　玄葉外相「夜間の外出禁止（措置）が出ている中で、言語道断だと思います」

　藤村官房長官は、日本政府がアメリカ側に抗議し、その際、「事件が発生したのは誠に申し訳なく、綱紀粛正と再発防止に努める」との回答があったことを明らかにした。

　ルース大使は記者団に対し、「日本政府に対し、真相究明と再発防止に全面的に協力すると約束した」と述べた。また、吉良副大臣に対しては、「憤りという言葉では言い表せない気持ちだ。少年の状態を心配している」と述べた。