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安倍総裁 赤字国債発行法案の成立容認

2012年11月7日 17:46
安倍総裁 赤字国債発行法案の成立容認

 自民党・安倍総裁は7日朝、東京都内で講演し、赤字国債発行法案について「成立をブロックする考えはない」と述べ、法案の成立を容認する考えを示した。

 安倍総裁は、赤字国債発行法案への賛否については審議を始めてからの話だとしながらも、法案を成立させることについては容認する考えを示した。また、「野田首相が環境整備をしてくださいと要求していることについては、積極的に協力をしていく」と協力姿勢を強調するなど、早期に衆議院の年内解散の環境を整え、野田首相に決断を迫る構え。

 一方、自民党・高村副総裁は「年内に解散しなければ大うそつき」と述べ、野田首相をけん制した。

 高村副総裁「もう『近いうちに』と言ってから3か月がたちますから、十分『うそつき』と言われても仕方がないんですが、年内にやらないと『大うそつき』と言われますので、『大うそつき』と言われないように頑張ってもらいたいと思います」

 高村副総裁はまた、民主党が、衆議院予算委員会よりも発言できる党が限られる党首討論を先に開こうとしていることについて、「目くらましに過ぎない。疑惑閣僚隠し、問題閣僚隠し以外の何物でもない」と批判し、まず予算委員会を開くよう求めた。