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元横綱・大鵬に国民栄誉賞授与を検討~政府

2013年2月1日 0:50
元横綱・大鵬に国民栄誉賞授与を検討~政府

 菅官房長官は先月31日午後の会見で、先月19日に死去した大相撲の元横綱・大鵬の納谷幸喜さんへの国民栄誉賞授与を検討するよう、事務局に指示したことを明らかにした。

 菅官房長官は、納谷さんへの国民栄誉賞授与の検討を指示した理由について、「大相撲史上最多となる幕内優勝32回を成し遂げ、昭和の高度経済成長期を象徴する存在として、『巨人・大鵬・卵焼き』との言葉にも代表されるように、相撲界のみならず、多くの国民に愛され、社会に明るい希望や勇気を与えるとともに、大相撲の普及、発展に極めて顕著な貢献をいたしました」と述べた。今後は関係者の意見を聞き、最終的に判断するという。

 納谷さんに国民栄誉賞が授与されれば、去年のオリンピック3連覇を含めて世界大会13連覇を果たしたレスリング女子・吉田沙保里選手以来で、個人・団体を通じて21組目となる。