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TPP、米大統領の意向確認したい~首相

2013年2月21日 18:15
TPP、米大統領の意向確認したい~首相

 首相官邸で21日午後に行われた与党党首会談で、安倍首相はTPP(=環太平洋経済連携協定)交渉参加をめぐるアメリカ・オバマ大統領の意向を確認したい考えを重ねて強調した。

 訪米を前に安倍首相は21日午後、首相官邸で公明党・山口代表らと会談し、日米首脳会談について、「日米関係は重要な関係なので、絆を結び、深めたい」と意気込みを語った。また、TPP交渉参加をめぐって「聖域なき関税撤廃」が前提なのかどうか、オバマ大統領に確認する考えを強調したという。

 これに対し、山口代表は「TPPについて国民的なコンセンサスをつくる動きに進められるか、大事な会談になる」と応じた。

 山口代表「首相が言ったのは、一つは、TPPについては『聖域なき関税撤廃』ということなのかどうか確認したい、その上で、日本の国益が最大化できるように考えていきたいという趣旨の話があった」

 また、焦点の日銀総裁人事について、安倍首相は山口代表に対し、「帰国後、なるべく早く相談したい」と述べたという。

 安倍首相は21日夕方、アメリカに向かい、24日には帰国する予定。