日米首脳会談控え“TPP”早期合意に期待
安倍首相が26日からアメリカを訪問するのを前に、アメリカのケリー国務長官は23日、TPP(=環太平洋経済連携協定)を巡る日米交渉の早期合意に期待を示した。
経済政策などについて講演したケリー国務長官は、戦後70年の間に「日米が敵対関係から同盟関係へと変化したことは最も素晴らしい成果だ」と評価し、日米関係をさらに強めるものとして、TPPの意義を強調した。
また、フロマン通商代表も安倍首相が訪米した際に「最終合意の発表ができるとは期待していない」としながらも、「残りの問題解決に向けて素晴らしい機会となるだろう」と日米交渉の進展に期待を示した。
TPPを巡っては、23日からアメリカで交渉参加国の首席交渉官会合が始まり、早期の全体合意を目指し詰めの協議が続いている。