春の叙勲で、女優・倍賞千恵子さん（７１）が旭日小綬章に選ばれるなど、計４０９９人が受章した。

　映画「男はつらいよ」シリーズで、寅さんの妹・さくら役を演じたことなどで知られる倍賞千恵子さんは、「道をつけてくださった多くの方々がいらしたので、今の私があるのです。今も山田洋次監督の映画の撮影に入っていますが、このような栄誉をいただいて、ますます気を引き締めてと思っています」とコメントを寄せた。

　テレビ演出家、映画監督として長年活躍する鶴橋康夫さん（７３）も旭日小綬章に選ばれ、鶴橋さんは「確かに個人賞だから個人賞でうれしいが、やはり後ろには父親も母親も、空席があったらそこに座ってみてもらいたい、スタッフたちも、世話になった人たちもみんな授章式には後ろにいてほしい」と話した。

　また、今回の最高位である桐花大綬章には羽田孜元首相（７７）が選ばれた。