民主党は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の問題点について、党としての見解をまとめた。

　これは、民主党が６月の東京都議選や夏の参議院選挙に統一した認識で臨むためにまとめられたもの。その中で、「『アベノミクス』はバブルだ」と指摘し、「円安による悪い物価高」が起き、「格差が広がる」ことなどに懸念を示している。

　これを受け、民主党の海江田代表らは先月３０日の街頭演説でも、安倍政権の経済政策では本格的な景気回復にはつながらないと批判した。

　海江田代表「今、物価は上がり始めた。おそらく、このゴールデンウイークを過ぎると、さらに色んなものが上がっていきます。ところが、賃金はほとんど上がらない」

　さらに、野田前首相は、安倍政権の選挙制度改革について、去年の党首討論で「私は０増５減だけを安倍さんと約束したのではない」とした上で、この国会中にさらなる国会議員の定数削減を行うべきだとの考えを強調した。