２７日の東京株式市場で、日経平均株価が先週末に比べて一時５００円以上値下がりするなど、大きく値を下げていることについて、菅官房長官は２７日午前の会見で、株価が「調整段階にある」との見方を示した。

　菅長官「１週間くらいで１０００円を超えるような値上がりもあった。そういう意味で、調整段階ということじゃないでしょうか」

　一方で、菅長官は「我が国の景気は着実に持ち直してきている。冷静な対応をしていくのが大事だろう」と強調した。その上で、「今後の資本市場の動向を注視をしていくとともに、早期のデフレ脱却と民需主導で持続的な経済成長を目指して、１つ１つ着実にスピード感を持って政策を実現できるようにしていきたい」と述べた。