日本が中心となって開催する第５回アフリカ開発会議（ＴＩＣＡＤ　Ｖ）が６月１日から横浜でスタートする。これに先立ち、安倍首相は３１日午前１１時からアフリカ各国の代表とそれぞれ会談している。

　今回のアフリカ開発会議には、アフリカから５１か国の首脳級の代表が出席する。安倍首相はエチオピア首相との会談を皮切りに、ほとんどの国の代表と１５分刻みで個別に会談する。安倍首相は横浜に泊まり込んで、４日間にわたるマラソン会談に臨む。

　６月１日からは岸田外相らも出席し、全体会合がスタートする。安倍首相は冒頭の演説で具体的な支援金額を表明し、アフリカとの経済連携を自らの成長戦略につなげたい考え。また、教育や民主化への協力で信頼関係を深め、日本の国連安保理常任理事国入りやオリンピック招致などでアフリカ各国の協力を得たい考え。