日本維新の会の橋下共同代表と松井幹事長が今月６日に菅官房長官と会談し、アメリカ軍の新型輸送機・オスプレイの沖縄以外での訓練実施の検討を要望することがわかった。

　維新の会と沖縄の地域政党「そうぞう」は先月１日、沖縄のアメリカ軍基地の負担軽減を目的として、全国の地方自治体に役割分担を強く促すといった内容の政策協定を結んでいた。

　６日の会談には「そうぞう」の下地幹郎代表も同席する予定で、アメリカ軍の新型輸送機オスプレイの沖縄以外での訓練実施の検討を要望することがわかった。

　松井幹事長は３日、「オスプレイの離発着の訓練、１か所で１週間から１０日程度、そのくらいのことは政府が責任を持って全国自治体と協議してほしいと」と述べた。

　また、松井幹事長は、大阪にも自衛隊の基地があることに触れ、政府とアメリカ軍が大阪で訓練を行うことを決めれば、地元の理解を得られるよう前向きに取り組むと話した。