自民党は２０日午後、来月２１日に投開票される参議院選挙の公約を正式決定した。

　自民党・高市政調会長「ぎりぎりまで修正を続けていただき、本当に多くの国会議員が参加して、全員野球で作り上げた公約でございます」

　公約では、安倍政権の経済政策の推進を前面に掲げており、政府が先週閣議決定した成長戦略の内容に加え、投資減税・法人税の引き下げなどが盛り込まれている。また、安全性が確認された原発の再稼働については、地元自治体の理解が得られるよう「最大限努力する」としている。

　さらに、アメリカ軍普天間基地の移設問題について、沖縄・名護市辺野古への移設を明記した他、憲法改正の発議要件を衆・参両院で現在の３分の２以上から過半数に緩和する憲法９６条の改正など、自民党の憲法改正草案の内容が示されている。

　自民党は２０日夕方に記者会見を開き、政権公約と総合政策集「Ｊファイル」を正式発表する予定。