“議論交わらなかった”辺野古移設問題
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、安倍首相と沖縄県の翁長知事との初会談が行われた。
安倍首相「辺野古への移転が唯一の解決策であると、こう考えているところでございます」
翁長知事「銃剣とブルドーザーで強制接収され、基地建設がなされたわけです。沖縄が負担しろ。嫌なら代替案を出せというこんな理不尽はないと思います」
会談で、安倍首相は沖縄の基地負担軽減を今後も積極的に進めていくことを説明し、名護市辺野古への移設に理解を求めた。これに対し、翁長知事は「移設に反対する県民の思いとともに、絶対に新基地をつくらせてはならない」などと、あくまでも移設に反対する考えを伝えた。
会談後、翁長知事は「沖縄県民は移設に明確に反対しているとアメリカのオバマ大統領に伝えてほしい」と安倍首相に求めたことを明らかにした。また、「考え方は違い、交わることはなかったが、話し合いをやったことは意義があるのではないか」と述べた。