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安倍首相“ねじれ”解消への決意を強調

2013年6月26日 21:58
安倍首相“ねじれ”解消への決意を強調

 通常国会の閉会を受けて安倍首相は26日午後に記者会見し、衆議院と参議院のねじれ状態の解消に向けた決意を強調した。

 安倍首相は「きょう、問責決議が可決をされました。まさに、これこそ“ねじれ”の象徴だと思います。景気回復を加速させていく、復興を加速させていくためにも、“ねじれ”を解消しなければいけない」

 安倍首相はまた、この国会では結論を得られなかった衆議院議員の定数削減など選挙制度の抜本改革について、民間の有識者による「第三者機関を国会に設ける事を提案する」と表明し、「必ずや結果を出していきたい」と強調した。

 また、来月の参議院選挙後の3年間で取り組む政策については「デフレからの脱却は歴史的な大事業だ。国の力、国の誇りを確保していくためには強い経済力が必要だ」などと、日本経済の再生に最優先で取り組む考えを示した。

 一方、憲法改正については「国民の理解と平仄(ひょうそく)をあわせて慎重に議論していく必要がある」と述べ、国民的な議論の深まりを見極めながら慎重に取り組む考えを示した。