民主党の参議院議員会長選挙が６日に行われ、郡司前農水相が新しい会長に就任した。

　今回の選挙は、参議院副議長に就任した輿石前会長の後任を選ぶもの。輿石氏に近く、労働組合系の議員らから支持された郡司氏と、輿石氏に距離を置く保守系議員らからの支持を集めた北沢元防衛相の一騎打ちとなった。党所属の参議院議員５７人による投票の結果、郡司氏３３票、北沢氏２４票で、郡司氏が新しい会長に就任した。

　「３年後には間違いなく国政選挙が来るわけですから、そのときに、きょう以降、新しい動きがしっかりとできてきたというような結果が残せるように取り組んでまいりたい」－郡司氏は、会見で「会派の総意に基づき、執行部にしっかりと意見を申していきたい」と意気込みを語った。