今夏の熱中症搬送 過去最多に
今年6月から8月の夏の3か月間で熱中症により救急搬送された人は、去年より3割以上も増えて全国で5万5596人に上り、総務省消防庁が調査を開始した2010年以降、最も多くなった。
6月から8月にかけての夏の3か月間の熱中症による救急搬送者は調査が始まった2010年以降、4万人台にとどまっていたが、今年は一気に増え、5万5596人となった。去年(4万1492人)に比べると34.0%も増えている。そのうち88人が死亡、1502人が重症と診断されている。
年齢別に見ると、65才以上の「高齢者」の割合が47.8%と一番多く、次いで18才以上65才未満の「成人」(39.1%)、7才以上18才未満の「少年」(12.4%)となっている。