集団的自衛権有識者懇、7か月ぶりに再開
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集団的自衛権に関する憲法解釈の見直しなどを議論する政府の有識者懇談会が17日、約7か月ぶりに行われた。
安倍首相「今やどの国にとっても、一国で自らの平和と安全を維持することは困難となっているといわざるを得ない。いかなる憲法解釈も、国民の生存や国家の存立を犠牲にするような帰結となってはならない」
懇談会で安倍首相は、「集団的自衛権の行使は認められない」とする現在の憲法解釈を見直すことに、あらためて意欲を示した。また、出席者からは、他国の潜水艦が日本の領海に侵入し、出ていかないなどの場合、「『出ていきなさい』と言うだけで何もできなくてよいのか」などの意見が出された。
懇談会は今後、月に1回程度のペースで開かれ、年内にも提言が取りまとめられる予定。
一方、与党・公明党は解釈の見直しに慎重な姿勢。
山口代表「最終的に国民の理解を得ることが大事なので、それを求めながら進めていくためには、時間も必要だなと思っている」
その上で山口代表は、政府・与党として年内に結論を出すことは難しいとの見通しを示した。