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代表質問、野党側は汚染水問題などを追及

2013年10月16日 19:36
代表質問、野党側は汚染水問題などを追及

 衆議院では16日から、安倍首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まり、野党側は福島第一原発の汚染水問題などについて追及した。

 民主党・海江田代表「総理、今でも『状況はコントロールされている』とお考えですか。率直な所見を求めます」

 安倍首相「福島第一原発では、貯水タンクからの汚染水漏えいなどの個々の事象は発生していますが、福島県下での放射性物質の影響は発電所の港湾内の0.3平方キロメートルにブロックされています。このため、全体として状況はコントロールされていると考えています」

 その後、日本維新の会の石原共同代表は、沖縄県の尖閣諸島をめぐる対応についてただした。

 石原共同代表「尖閣諸島へ中国が理不尽な主張を繰り返し、尖閣に対する露骨な侵犯を繰り返していることであります」

 安倍首相「尖閣諸島は、歴史的にも国際法上も我が国固有の領土であり、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題はそもそも存在しません。私は、我が国の領土・領空・領海は断固として守り抜くとの決意で、毅然(きぜん)かつ冷静に対処していきます」

 その上で、安倍首相は「尖閣諸島や周辺海域を安定的に維持・管理するための方策について戦略的観点から考えていく」と述べた。