福岡市医院火災受け、防火対策検討会設置へ
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多くの死傷者を出した福岡市の医院火災を受け、総務省消防庁などは、医療機関の防火対策を強化するための検討会設置を発表した。
総務省消防庁は18日、医療機関を管轄する厚生労働省、防火扉の設置基準などを決めている国土交通省と連携し、地方の消防局や病院関係者、学識経験者をメンバーとした「有床診療所火災対策検討部会」を設置すると発表した。
福岡市の医院火災の経験から、特に管理体制の薄い夜に動きのとれない患者が多い場合でも被害拡大を防ぐという観点から、防火対策の見直しを行い、スプリンクラーの設置基準や、夜間の管理人員体制、防火扉の点検方法など、いずれも強化する方向で検討する。
検討部会は来月7日に初会合を開き、今年度内にも関連法令の改正案をまとめたい考え。