国連事務総長、世界各地の猛暑「沸騰に近づいている」 各国に緊急の行動を呼びかけ
世界各地で猛暑が続く中、国連の事務総長は「沸騰に近づいている」と警告した上で、各国に気候変動対策の強化など緊急の行動を呼びかけました。
グテーレス事務総長「分断された世界を一つにするものがあるとすれば、私たち全員が暑さを感じていることだ」
国連のグテーレス事務総長は25日、世界的な猛暑について「沸騰に近づいている」と警告した上で、各国に気候変動対策の強化や労働者の暑さ対策など、緊急の行動を呼びかけました。
事務総長は、暑さによる死者が推定で年間およそ50万人に上ると指摘し、子どもや高齢者、貧困層などを保護するよう求めました。
EU(=ヨーロッパ連合)の気象情報機関によりますと、世界の平均気温は今月21日と22日に2日連続で観測史上最高を記録したということです。
また、月ごとでは今年6月まで13か月連続で最高を更新するなど、気温の上昇が続いています。