侵攻2年…国連安保理で事務総長「今こそ国連憲章に基づく平和を求める時」
ロシアによるウクライナへの侵攻開始から2年になるのに合わせて国連の安全保障理事会が開かれ、国連事務総長が「今こそ国連憲章に基づく平和を求める時だ」と訴えました。
国連・グテーレス事務総長「ウクライナにおける戦争は依然、ヨーロッパの中心にある大きな傷だ。今こそ国連憲章・国際法・総会決議に基づく公正な平和を求める時だ」
ロシアによるウクライナ侵攻から2年になるのに合わせて開かれた安保理会合の冒頭、国連のグテーレス事務総長は、「国連憲章と国際法は、戦争の惨劇から解放された世界を実現するための指針だ」と強調しました。
その上で、「ロシアによる侵攻は、その両方に直接違反するものだ」と強く非難しました。
ウクライナのクレバ外相は、防空のためのミサイルや弾薬などが必要だとして、各国に対し、軍事支援の継続を訴えました。
一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、「欧米による支援によって紛争が長引くほど、ウクライナの平和が損なわれる」と主張しました。