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侵攻開始から2年 ウクライナ外相、国連総会でロシアを非難「世界の多数派の意思を無視」

2024年2月24日 5:54
侵攻開始から2年 ウクライナ外相、国連総会でロシアを非難「世界の多数派の意思を無視」

ロシアによるウクライナへの侵攻開始から24日で2年になるのに合わせて国連総会が開かれ、ウクライナのクレバ外相が「ロシアは世界の多数派の意思を無視して侵略を続けている」と強く非難しました。

ニューヨークの国連本部では、ロシアによる侵攻から2年となるのに合わせて国連総会が開かれ、ウクライナのクレバ外相も出席しました。

ウクライナ・クレバ外相「残念ながらロシアは世界の多数派の意思を無視して侵略を続け、より多くの人々を戦争の炎に投げ込んでいる」

演説の最後、クレバ外相が各国による支援への感謝を述べると、議場は大きな拍手に包まれました。

一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、「特別軍事作戦の目標を達成しなければならない」と述べ、侵攻の継続を改めて正当化しました。

去年、侵攻1年に合わせて開かれた総会では、ロシア軍の即時撤退などを求める決議が141か国の賛成により採択されましたが、今回は決議案の提出が見送られるなど、国際社会のロシアに対する圧力低下が懸念されます。