石破氏“テロ”発言に苦言や批判
特定秘密保護法案の審議が大詰めを迎える中、法案に反対するデモ活動について「単なる絶叫戦術はテロ行為と変わらない」とブログに書き込んだ自民党の石破幹事長は、12日昼に行われた政府与党連絡会議で「ブログで不適切な表現をした」と陳謝した。
石破幹事長は会議の中で「法案の審議のさなかに、ブログで不適切な表現をした。撤回し、訂正し、おわびする」と陳謝した。政府与党は今週中に法案を成立させたい考えだが、審議への影響が出かねないと懸念する声も上がっている。
石破幹事長「(法案審議に)これから先影響が出るとすれば、それは私の申し訳ないなと思うところでございますが、そうならないように、これはお願いをしていかねばならないし、自らも律していかねばならない」
会議終了後、公明党の山口代表は記者団に対し、「審議に影響を与えないよう、発言には慎重に対応してもらいたい」と苦言を呈した。
一方、民主党の大畠幹事長は、石破幹事長のブログでの発言を厳しく批判した。
大畠幹事長「力を持たない国民がどうやってときの政権に意見を言うのか。抗議デモをテロと同じだという認識自体が、まったく憲法21条を理解していない発言だ。政治的にも責任を問わないといけない」
この問題で野党7党は急きょ、幹事長らによる会談を開き、今後の対応について話し合う事にしている。