×

日本の首相として初のダボス基調講演

2014年1月23日 6:34
日本の首相として初のダボス基調講演

 安倍首相は23日未明、スイスで開かれているダボス会議で基調講演を行い、法人税の引き下げや女性の社会進出を促すための規制改革などに強い意欲を示した。

 「日本とは、たそがれの国である。そんな論調があった。成長率はマイナスからプラスへと大きく変化した。オリンピック・パラリンピックがあと6年で東京に来ることも人々の心を明るくした。日本に来たのは、たそがれではなかった。新しい夜明けでした」

 世界各国の首脳や経済界のリーダーが一堂に会するダボス会議で安倍首相は、日本の首相として初めてとなる基調講演を行い、「日本に新しい夜明けがやってきた」と強調した。また、成長戦略の一環として法人税率のさらなる引き下げや女性の社会進出を促すための規制改革にも意欲を示し、アベノミクスを世界にアピールした形。

 今回の基調講演にあたって、安倍首相は出発前から入念にスピーチの練習を繰り返してきた。規制改革が進んでいることを世界に向けて発信し、日本への投資を促して経済成長につなげたい考え。各界のリーダーが集まるダボス会議でアベノミクスを売り込んだ安倍首相、今後、改革が着実にされるか、その手腕が問われる。