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菅官房長官 北朝鮮のミサイル発射を批判

2014年3月26日 13:18
菅官房長官 北朝鮮のミサイル発射を批判

 北朝鮮の弾道ミサイルの発射について、菅官房長官は26日、北朝鮮を批判すると共に厳重に抗議した事を明らかにした。

 菅官房長官「極めて問題のある行為であり、また日朝平壌宣言や、6者会合共同声明、および関連安保理決議に違反するもので、北朝鮮に対し厳重に抗議を行いました」

 一方で菅長官は、今月末に予定されている日朝の局長級協議について「日程の変更は考えていない。我が国の立場をしっかり主張する機会にしたい」と述べた。

 安倍首相は26日朝、訪問先のオランダから菅長官に対し電話で「アメリカや韓国などと連携し、緊張感を持って情報収集・分析に努めること」「国民に対し迅速・的確な情報提供を行うこと」など3点の指示を出した。

 北朝鮮が今回、弾道ミサイルを発射したのは26日午前2時半過ぎだったが、政府が報道各社に知らせたのは午前5時15分頃だった。また、政府が弾道ミサイルなどの緊急情報を国民に知らせるJ-ALERTなどは今回、発動されなかった。

 これについて、政府関係者は「J-ALERTなどは日本に飛来する可能性がある場合に発動する。今回は日本に到達するようなものでなく、無用に大騒ぎしても北朝鮮が喜ぶだけだ」と話している。