安倍首相が、公的な医療保険が適用される診療と適用されない診療を併用する「混合診療」を受けやすくするため、新たな制度を創設する考えを示した。

　安倍首相「困難な病気と闘っておられる患者さんたちがですね、より迅速に必要な治療を、負担を軽減しながら受けられるようにしていきたい」

　現在の「混合診療」は適用範囲が一部に限定されているほか、受診が認められるまでに時間がかかるなど、患者から不満の声が上がっていた。

　新しい制度は、医師の同意を前提に患者が申し出た場合、「混合診療」が適用される治療の範囲を拡大することや、受診が認められるまでの期間を短くすることなどが柱となっている。

　安倍首相は、今月、取りまとめる新たな成長戦略に盛り込み、来年の通常国会に必要な法案を提出する方針。