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政府「極めて問題ある行為」北ミサイル発射

2014年6月29日 12:07
政府「極めて問題ある行為」北ミサイル発射

 政府は、29日午前5時頃、北朝鮮が複数の弾道ミサイルを日本海に発射したと発表した。航空機や船舶の安全上「極めて問題のある行為だ」として北朝鮮側に強く抗議した。

 小野寺防衛相「今回の発射は3月3日、26日に続き、今年3回目。外務省が(中国)北京のルートを通じて、北朝鮮側に厳重な抗議をした」

 防衛省によると、29日午前5時頃、北朝鮮東部の元山付近から複数の弾道ミサイルが日本海に向けて発射され、約500キロ飛んで日本海上に落下した。政府関係者によると、発射されたミサイルは2発だという。今のところ、航空機や船舶などへの被害の情報はないが、日本政府は外交ルートを通じて北朝鮮側に強く抗議した。

 一方、北朝鮮外務省の関係者はNNNの取材に対して、「通常の訓練だ」と強調した。

 自宅で報告を受けた安倍首相は、アメリカや韓国などと連携して情報収集を行うよう指示した。

 また来月1日、北京で日朝政府間協議が予定されているが、協議への影響について政府関係者は「ミサイル発射は決して軽視できない」と指摘している。その上で、政府間協議を予定通り開催し、「協議の場で改めて強く抗議する方針だ」と話している。