北朝鮮は１３日未明、北朝鮮南西部から２発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。

　防衛省によると、北朝鮮は１３日午前１時２０分過ぎ、南西部にある開城付近から、２発の弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。弾道ミサイルは約５００キロ飛んで、日本海上に落下した。付近を航行する航空機や船舶に対する被害の情報は入っていない。

　北朝鮮は今年に入り、３月と６月、そして今月９日にも、弾道ミサイルを発射していて、政府関係者によると、今回の弾道ミサイルの落下地点は、今月９日とほぼ同じ海域だという。

　安倍首相は１３日午前、記者団に対して北朝鮮に厳重に抗議したことを明らかにした。

　安倍首相「今回の弾道ミサイル発射は国連の安保理決議違反であります。日本としても厳重に北朝鮮に対して抗議をいたしました。拉致問題は拉致問題として、しっかりと解決に向けて取り組んでいきたい」

　一方、安倍首相は拉致問題の解決に向けた日朝交渉には影響がないとの認識を示した。