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第3次内閣発足 首相、憲法改正に意欲示す

2014年12月25日 2:06
第3次内閣発足 首相、憲法改正に意欲示す

 安倍首相が24日、衆参両院の本会議で第97代内閣総理大臣に選出された。第3次安倍内閣が発足後、会見を行った安倍首相は憲法改正に意欲を示した。

 「(憲法改正には)国民投票において、過半数の支持を得なければいけません。ここがまさに正念場であり、これこそが憲法改正の一番の大切なポイント」-安倍首相はその上で、憲法改正は「歴史的なチャレンジだ」「どういう条文から国民投票を行うのか、その必要性などについて、国民的な理解をまずは深める努力をしていきたい」と述べた。

 また、安倍首相は「アベノミクスの成功、それを確かなものとしていくこと。これが最大の課題であります」「アベノミクスをさらに進化させていきたい」と述べ、自らの経済政策・アベノミクスをさらに推し進めていく考えを示した。

 24日に発足した第3次安倍内閣では、江渡防衛相が交代し後任に中谷元・元防衛庁長官が起用された。江渡氏は自らの政治資金の問題をめぐり野党側から追及されており「これからの安保法制の審議に影響を与えたくない」などとして再任を辞退する意向を伝え、安倍首相も受け入れた。中谷氏は防衛庁長官を務めたほか、集団的自衛権をめぐる与党協議にも参加していた。その他の閣僚は再任された。