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“政治とカネ”めぐり…望月環境相を追及

2015年3月2日 17:14
“政治とカネ”めぐり…望月環境相を追及

 衆議院の予算委員会で2日、民主党の山尾志桜里議員は望月環境相が補助金を交付された企業から政治献金を受け取った問題で、補助金の交付決定を本当に知らなかったのかただした。

 山尾議員「(補助金交付の決定を)知らなかったというのは、どうしても納得いかない。地元において大臣の最大の支援者であり、ともに港湾発展のため汗をかいてきた鈴与(=献金した企業)が大臣の専門分野が、2つかさなる領域においてその目的に資する大きな補助金をうけた」

 望月環境相「個々のその内容の問題について口出しして、自分の権力をかさにきてやるというようなことはあってはならないし、そういうことで我々もやってきたつもりであります」

 望月環境相はこう説明した上で指摘された補助金の交付は一般社団法人が決定しており、「国が交付を決定した」との法律の定めに該当せず違法性はないと強調した。

 また、上川法相も同様の指摘を受け献金を受けたことは認めたが補助金の交付決定について「全く知らなかった」と釈明した。

 一方、2日の政府与党連絡会議では与党、公明党の山口代表から政治とカネの問題で閣僚が説明責任を果たすよう求める声があがった。

 「閣僚の政治資金について指摘が相次いでいます。国民の政治への信頼に直結する問題であり、政治家本人がきちんと説明責任を果たしてもらいたい」-山口代表がこのように述べたのに対し、菅官房長官は、「しっかり説明責任を果たしていく」と応じた。

 また、会議では来年度予算案について年度内、つまり今月中の成立を目指し取り組んでいく方針を確認した。