関税めぐり、日・ベトナム閣僚級会議
今月末にも行われる見通しのTPP(=環太平洋経済連携協定)の閣僚会合を前に、甘利経済再生担当相は3日、ベトナムのホアン商工相と関税をめぐる協議を行った。
協議は約1時間行われ、甘利経済再生担当相とホアン商工相は、米など農産品と自動車部品など工業製品の関税の扱いについて意見交換を行ったという。協議終了後、甘利経済再生担当相は、まだ課題は残っているとしつつも、今後、合意形成する段取りの確認ができたと述べ、今月末にも行われる見通しのTPP閣僚会合までには日本とベトナム間の関税協議は決着するとの見通しを示した。
最も難航している日本とアメリカとの間の関税協議は今月9日から、事務レベルで行われる予定で、TPP全体の妥結に向け最後の調整が続いている。