鳩山元首相 クリミア訪問を説明
鳩山元首相は10日、BS日テレの番組「深層NEWS」に出演し、昨年ロシアが一方的に編入したウクライナ南部のクリミアに先月訪問した理由について、「日本がロシアに経済制裁をすべきだったのか、クリミアを見なければ分からないと思った」などと述べた。
鳩山元首相「北方領土問題は安倍さんとプーチン大統領の間で、かなり仲がいいので、前に進むかなと思っていたところ、(日本が)経済制裁に加わって、プーチン(大統領)の来日がまだ決まっていない。経済制裁が、本当にやるべきことであったのかどうなのか。百聞は一見にしかずで、見なきゃ分からないじゃないかと。そう思ったので、覚悟の上で私はクリミアを訪れて参りました」
また鳩山元首相は、「一番首相でやりたかったことは、北方領土問題だ」とした上で、経済制裁によってプーチン大統領の来日が決まらず、北方領土問題の解決が宙に浮いてしまったと述べた。
さらに、5月頃にロシア側から経済フォーラムに招待されていることを明らかにした上で、プーチン大統領との会談について、「会う可能性がないとは言わない」と述べた。