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大阪市のもとでできる改革を~橋下市長

2015年5月18日 17:09
大阪市のもとでできる改革を~橋下市長

 「大阪都構想」は17日の住民投票の結果、反対多数となり「頓挫」した。一夜明けた18日、大阪市の橋下市長は市の幹部に今後の方針を伝える一方、それを支えてきた大阪維新の会の議員たちは対応に追われている。

 橋下市長は市の幹部を集めた会議を開き、今回の結果について「実現できなくてトップとしては申し訳ないと思っております。本当に皆さんの力であそこまでやってもらって、ありがたいと思います」と切り出した。

 橋下市長は大阪都構想の頓挫を受け、今年12月の任期満了をもって政界を引退することを表明している。市の幹部に対して橋下市長は、存続が決まった大阪市のもとでできる改革をまとめるよう指示した。

 橋下市長「この任期中でやらなければいけないこと、できる限り進めていきたい。広げた風呂敷、畳まなければいけない部分もあると思いますが、広げたものを広げっ放しで終了というわけにはいきませんので畳むものも意識してもらって、橋下いなくなってもこのまま残されても困るというものもあると思うので、それは畳んで、きちっとやろうと思っています」

 一方、橋下市長とともに「都構想の実現」という目標を失った形の大阪維新の会の地元議員は18日午後、対応を協議した。その結果、大阪維新として府議会、市議会ともに議員団を存続させることが確認された。