「大阪都構想」有権者の出足好調 投票進む
いわゆる「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が17日朝から大阪市内で行われている。有権者の出足は好調。
投票所では、有権者がいわゆる「大阪都構想」に対して、「賛成」あるいは「反対」と投票用紙に書き1票を投じていた。今回の住民投票は当日の運動も認められていて、賛成派と反対派が投票所の前や街頭でそれぞれ支持を訴える中、投票日を迎えている。
賛成派 大阪維新の会・橋下徹代表「市役所改革です。役所改革です。福島区をしっかり守りますから、新しい役所つくりましょう」
反対派 自民党大阪市議団・北野妙子副幹事長「一度、決めてしまったら元には戻りません。反対票お願いしています。反対お願いいたします」
橋下代表は住民投票で敗れれば、「政界を引退する」と発言する一方、反対派は「橋下氏の人気投票ではない」とけん制している。結果には法的拘束力があるため、賛成多数の場合には、2年後に大阪市を廃止し5つの特別区が設置される一方、反対多数の場合、大阪市が存続し都構想は頓挫する。
17日午前11時現在の投票率は14.15%で、4年前の大阪市長選に比べ1.42ポイント上回っているほか、期日前投票も有権者の17%が済ませ、これまでで最も多くなっている。
投票は午後8時まで。