中国・北京を訪問している自民党の二階総務会長が２３日午後、習近平国家主席と会談する方向となった。北京から菅原薫記者が中継。

　二階氏は３月にも習主席と直接、言葉を交わしている。二階氏は周辺に対し、「雪解けの日中関係を春まで持って行きたい」と話している。

　二階氏「大変な中国側の我々に対する歓迎のご配慮だと思います」「ここから日中関係再出発みたいなものですから」

　二階氏は２３日朝、故宮博物院を訪れ、中国側の対応に感謝を述べた。今回、約３０００人という大規模訪中団を結成したが、これが習主席との会談実現に向け大きな後押しとなっていると言える。

　二階氏は２２日夜、習主席との会談について「実現はありうる」との見通しを示した上で、安倍首相から託された親書を手渡し、日中友好を前進させるために習主席に協力を求めたいとの考えを示した。

　また、２３日夜には人民大会堂を貸し切っての観光交流イベントが行われるが、習主席はここにも姿を見せるとみられている。