福島で開かれていた「太平洋・島サミット」は防災分野などでの協力を盛り込んだ「福島・いわき宣言」を採択し閉幕した。

　安倍首相「私たちの友好協力関係をさらに高い次元に引き上げるための礎に、今回のサミットはなったと考えています」

　今回のサミットには日本のほかパラオなど太平洋の１６カ国の首脳らが参加した。採択された宣言では防災や気候変動、さらに貿易や観光など幅広い分野で協力していく事が盛り込まれた。

　安倍首相は、今後３年間で５５０億円以上の支援と４０００人規模の人的交流を行う考え。

　宣言ではさらに強引な海洋進出を続ける中国を念頭に「武力による威嚇などに訴える事なく、国際紛争を平和的に解決する事の重要性」も明記された。

　安倍首相「国際法の原則に基づく海洋秩序の維持等の重要性を確認しました」

　安倍首相は各国首脳に対し「太平洋を平和と安定の海にしていくため力を合わせていきたい」と呼びかけた。今後、さらに連携を深めていきたい考え。